2022.4
旗竿の狭小地に建つ、屋上テラスのある木造3階建ての住宅です。
旗竿の奥の敷地も約12m×3.6mの細長い敷地のため、建物は2.55m×10.7m最高高さ約10mという非常に不安定な形状ではあるものの、耐震等級2の強度を持った頑丈な建物です。
内部は空間の有効活用を目指しスキップフロア構成になっており、このことで幅狭にも関わらず変化に富んだ空間になっています。
2021.10
この住宅は景観協定区域内における計画で、建物の敷地以外に前面の180㎡の「景観緑地」と奥の130㎡の専用「農用地」を併せ持つ、たいへん広々とした場所での計画です。
「景観緑地」と「農用地」を結ぶように一本の軸線を設定することで、この約700㎡の土地を十分生かした、この地ならではの豊かな住まう場を創出しようというのが本計画の主旨です。
建物内部を貫くこの軸線に沿って、諸室を接合・分節することによりおおらかな住環境を形成することができました。
2021.1
木造3階建ての2世帯住宅です。1階に両親世帯、2、3階に子世帯(こども4人の6人家族)です。
外観は各フロアの諸用途によってもたらされた外形がそのまま積み重ねられたような形になっています。
内部のメイン空間は2階の主室です。800ミリ高くなった個室スペース(下は大容量の床下収納)が造り付けのデスクによって居間や食堂と接し、賑やかな日常生活を形態化しています。
2019.12
敷地は丘の上の住宅地にあり、2本の生活道路の角地に位置しています。木造3階建ての各階は主にそれぞれのプライベートな室が求められました。そのため建物全体は3つの層がずれながら重なった形態となっており、そこに抽象的な素材と色を与えています。
2019.11
約50㎡の狭小敷地に建つ、木造3階建ての住宅です。この中に、収納量を十分確保した上で、3つの寝室とセパレートされたキッチン、アウトドアを楽しめるデッキテラスなどを設けました。吹抜の配置や、階段の一部を家具的にデザインするなど、全体を自然で淀みのない空間の流れとなるよう、狭小地を感じさせない住宅になっています。
2018.12
アトリエ付きの住宅です。
東西に長い敷地に3つのボリュームをずらしながら配置、ボリュームの間には縦空間を挿入することにより、透明性のある重層的な空間となっています。また、この住宅の中心である主室のジャイアントテーブルを巡って場が展開しているとも言えます。
ミニマムなディテールがその空間性を支えています。
2018.11
敷地は閑静な住宅地の角地です。抽象的な図形により全体を統合しています。その形がそのまま反映された上階の主室では、小屋裏収納のヴォリュームを挿入することにより、生活の場の発生を促しています。
また、建築化した造作が細やかなディテールを生み、奥行きのある空間を形作っています。
2017.02
築約10年の木造住宅のリノベーションです。洗面スペースとシャワールームが一体となったバスルームは、光沢を放つモザイクタイルと、クロゼットと洗面台が一体となった家具、そして空間の真ん中には構造上撤去できない柱を包むようにして作られた小物収納兼姿見などで構成しています。他に2階トイレ空間をリノベーションしました。
2015.04
敷地は三角形で全ての辺が道路に面しています。抽象的でエアポケットのような形態を与え、北側の道幅28mの蔵前橋通りに対峙しています。南側はヒューマンスケールの下町の風情で、必要に応じて開口が設けられています(ペット用の床に近い窓)。内部はスキップする床やハイサイドライトにより立体的な構成になっています。
2013.02
約50㎡の狭小敷地に建つ、木造3階建ての住宅です。2階の主室に最大限の気積を与え、そこにロフトとできる限りの本棚を挿入しました。大きな気積と抜け感のある空間構成で、狭小地でありながらも大らかで豊かな快適空間を目指しています。また、この住宅は次世代省エネ基準をベースに超高気密・高断熱の仕様となっています。
2012.09
ワークルームのある住宅です。玄関前のノウゼンカズラは旧家からの町のランドマークです。南側の庭をはじめドライな中庭、2階の3つのテラスによって、家全体に光と風が抜けていく空間構成です。1階のテラスはフラットに繋がる室内と合わせて、回遊式になっています。調湿消臭効果のある壁材を採用しています。
2012.03
既存の石垣を残した、全9戸のメゾネット型集合住宅です。南北両方向からアプローチできます。各戸は、1階東側に石垣の曲面をなぞるようなテラスを持ち、最上階には広い屋上テラスがあります。天窓のあるバスルームなど、室内全てに自然光を導く計画になっています。
2011.09
北斜面の敷地に建つ住宅です。南側は隣家と山が迫っている一方、北側は緑豊かな景色が広がっています。北側に間口一杯のテラスを設け、緑の景色を借景として室内に取り込みました。
居室は調湿消臭効果のある壁材を採用しています。
2011.03
2台収容可能のガレージハウスです。前面道路からスロープで半階下りてガレージへ、半階上がって住居へアプローチします。室内では天窓を頂く回り階段で繋がっています。主室は南側のダイナミック眺望を大きく取り入れるよう、大らかな構成としています。居室は調湿消臭効果のある壁材を採用しています。
2010.04
1階にピアノ教室のある住宅です。2階の主室は階段室を中心に回遊性のある構成で、それぞれの場を柔らかく区切っています。3畳あまりの子供室は造付ベッドやデスクなど立体的でロフトへも通じる秘密基地的な場所です。テラスの縦ルーバーが心地よい外部空間を作っています。調湿消臭効果のある壁材を採用。
2009.01
2階を東西に貫く”副室”を設けています。この室は、動線であると同時に洗面やクロゼット、ドレッサーなどの私的なパブリックスペースでもあり、更に主室や個室などに光と風を導く環境調整の空間でもあります。
1階の主室は回遊する構成で、4m長のキッチンを設えています。
2008.10
一辺35m、最大奥行5m弱の超扁平敷地に建つ住宅です。5mにも満たない奥行きの中で、この環境に抗いながらも完全に拒絶することなく。この地の一員として佇みたいという思いで設計しています。
室内は”長い”ということを生かし、風や光が”抜け”た構成になっています。
2008.06
東京湾を臨む高台に建つ小住宅です。
北側に2mキャンティレバーの2階の主室からの眺望を最優先しています。また、究極のローコストにも挑戦しています。キッチンを含めた造作類を可能な限り合板で組み上げました。
2007.11
築28年のマンションリフォームです。躯体のみ残して全面改修しています。
キッチン、バス、トイレ等の水回りの塊をアイランドに配し、そのまわりを居室や収納スペースなどが回遊状に巡る構成です。調湿消臭効果のある壁材を採用しています。
2006.07
鉄骨造・2階建てで、1階は工房と駐車場、2階は中庭付き住居です。
主室に面した2階レベルにプライバシーを確保された中庭があります。この中庭から外部階段によって広々とした屋上テラスへも気軽にアクセスできるようになっています。
2006.07
鉄骨造・2階建ての、オフィス(1階)兼ゲストルーム(2階)+作業場です。
外観はラスタータイルとスパンドレルを使用し、シンプルに纏めました。
室内は採光や素材にこだわっています。特に水回り空間はどこも自然光が導かれ、居室の壁には調湿消臭効果のある壁材を使用しています。
2005.11
SOHOを備え、主室から愛車フェラーリを愛でる家です。
主室とガレージの関係を斜めのスクリーンで仕切ることにより、互いの室に流動的な動きを与えられないかと考えました。白い室内に赤いフェラーリに対峙するようなダークブラウンのヴォリュームを挿入することで、様々な場の発生を促しています。
2005.03
賑やかな商店街と人通りの多い路地に面した角地に建つ、鉄骨造・地上3階建ての住宅+歯科医院です。丸い開口やメッシュの外皮により、外部との微妙な関係を調整しています。
内部壁にはシラス壁を採用しています。
2004.07
10坪に満たない超狭小地に建つ、RC造・地下1階/地上3階の店舗+住宅です(2つの屋上テラス付き)。
限定された平面空間に対し、タテ空間を積極的に利用した空間構成としています。
様々なタイプの開口により明るく開放的な、空に向かって拡張していくような快適住宅を目指しています。
2002~2009
2001年にINAXから登場した革新的便器「SATIS」のスタイルブックに掲載された空間デザインの一部です。
トイレをはじめとした水回り空間を他の諸室と結びつけながら、明るく開放的な場にしていこうじゃないかという提案です。
2002.08
十字形の骨格(通路や収納)を軸に、そのまわりにできた4つのスペースに諸室をはめ込んだ、全体として単純なパズルのような構成でこの住宅はできています。
いろいろな角度から採光や通風を得た主室は、個室とも開口などで関係を持ち、そのことにより建物全体に光と風が循環する快適空間となっています。
2002.05
ウナギの寝床状の狭小敷地に建つ、鉄骨造3階建ての住宅です。
南北に長い敷地の利点を生かす空間構成を模索しています。
東からの「淡い光」、南からの「直射光」、天窓からの「移ろう光」の3種の光で満たされた室内になっています。
DOCUMENT
1990
■赤福女子社員寮「赤心寮」/三重県伊勢市
RC F4 延2,300㎡
(竹中工務店での担当 設計・監理)
1994
■ホテルアソシア高山リゾート/岐阜県高山市
SRC/S B1・F17 延30,700㎡
(竹中工務店での担当 設計・監理)
■Y邸/愛知県豊川市
S F2 延150㎡
1995
■Ka邸/愛知県豊川市
RC/W F2 延160㎡
■霧島彫刻ふれあいの森アートホール・コンペ案
(竹中工務店での担当 設計)
1996
■Ko邸/名古屋市
RC F2 延360㎡
(竹中工務店での担当 設計・監理)
1998
■国営越後丘陵公園「フォリー」/新潟県長岡市
RC/S F1 延320㎡
(UPMでの担当 設計・監理)
1999
■T house/東京都杉並区
SCFP/S F3 延270㎡
(Power Unit Studioでの担当 設計・監理)
2001
■Tom house/横浜市
W F2 延90㎡
2002
■熊本県砥用町町民センター/熊本県下益城郡
RC/S/W F2 延2,600㎡
(UPMでの担当 設計)
■house H/名古屋市
S F3 延119㎡
■house S/愛知県豊川市
W F2 延159㎡
2003
■青葉台の家[住宅増改築]/横浜市
RC/W B1・F3 延390㎡
■F house/鎌倉市
W F2 延110㎡
2004
■complex J/東京都品川区
RC B1・F3 延104㎡
■銀座サロンSC[インテリア]/東京都中央区
延80㎡
2005
■目黒区八雲3棟Prj.(設計)/東京都目黒区
W F3
■complex K/東京都中野区
S F3 延162㎡
■house Kf/横浜市
W F2 延109㎡
2006
■office D/三重県四日市市
S F2 延484㎡
■house I/東京都葛飾区
S F2 延235㎡
■ref O[2世帯住宅改修]/東京都杉並区
RC F2 延150㎡
2007
■富士塚の家(設計)/横浜市
W F2 延90㎡
■立川の家(設計)/東京都立川市
W F2 延130㎡
■ref KWI [マンションリフォーム]/東京都港区
延58㎡
2008
■house Y/横浜市
W F2 延80㎡
■house G/東京都杉並区
W F2 延83㎡
■house O/東京都国立市
W F2 延90㎡
■house N/東京都豊島区
W F3 延90㎡
2009
■house HYS/横浜市
W F2 延90㎡
■house Ik/横浜市
W F3 延70㎡
■house YH/東京都世田谷区
W F3 延80㎡
2010
■house MRK/静岡県三島市
W F2 延104㎡
2011
■house OZJ/川崎市
W F2 延165㎡
■house HK/鎌倉市
W F2 延107㎡
2012
■building RGS/東京都世田谷区
RC B1・F4 延100㎡
■apartment RGU/横浜市
RC F2・P1 延707㎡
■house mh/横浜市
W F2 延121㎡
2013
■house YGT/東京都足立区
W F3 延78㎡
■代沢の家(設計)/東京都世田谷区
W F2・P1 延107㎡
2014
■玉川台の家(設計)/東京都世田谷区
W F2 延146㎡
■江戸川中央の家(設計)/東京都江戸川区
W F2 延135㎡
■ref MC[マンションリフォーム]/東京都港区
RC 延42㎡
■参宮橋の家(設計)/東京都渋谷区
W F3 延58㎡
2015
■house KK/東京都江東区
W F2・P1 延91㎡
2016
■本天沼の家(設計)/東京都杉並区
W F2 延80㎡
■鎌田の家(設計)/東京都世田谷区
W F3 延139㎡
■上馬の家(設計)/東京都世田谷区
W F3 延109㎡
2017
■ref YY[住宅一部改修]/千葉県大網白里市
W F2 対象面積34㎡
■ref U[住宅改修]/東京都江東区
W F2 延68㎡
■富士見ヶ丘の家(設計)/東京都杉並区
W F2 延102㎡
2018
■house Yz/東京都世田谷区
W F2 延88㎡
■house Nd/東京都練馬区
W F2 延77㎡
2019
■house T/川崎市
W F3 延82㎡
■house NY/横浜市
W F3 延106㎡
2020
■ref IB[集合住宅改修]/東京都世田谷区
S B1F4 延232㎡
2021
■house IO/横浜市
W F3 延150㎡
■house St(設計)/茨城県つくば市
W F2 延215㎡
2022
W F3・P1 延84㎡
■ref RM[マンション水回り改修]/東京都港区
RC 延10㎡
■house Ks/静岡県
W F2 延129㎡
2023
■house KWE/川崎市
W F2 延71㎡
2024
■LD-D[店舗ビル改修]/東京都大田区
RC/S B1F2